人間万事塞翁が丙午(ひのえうま)
この文章を読んでくださっている方で、この小説・ドラマをご存じの方はどのくらいいるだろうか?
かくいう私も、小説もドラマもまったく知らなかったが、ひょんなことから、この小説が私の手もとにやってくることになり読むことになった。
この作品は、青島幸男(元東京都知事)氏の処女作で、直木賞をとった小説である。 内容もおもしろかったのだが、なんと言っても作品を通して感じられたのが「昭和」の世界観である。
もちろん小説なので史実ではないのだが、今の時代にはない「たくましさ」を感じる作品であった。
確かに今の時代の方が幸せなのだろうが…
この人間味やたくましさが欠けた世の中だなぁ~
と感じながらも、楽しく読み進められた作品であった。
たまには古本屋にでも行って、昔の小説を探してみるのもおもしろいかもしれない 。
(私の住む家の周りには、昔ながらの古本屋がまだたくさんある。)
本は人生を豊かにしてくれますね。
この時間だけはなくさないようにしようと、心から思う。
(担当: 桃井)