昨年と比べれば10日ほど遅れて、ようやく白木蓮の花が開き始めています。
暖かい冬という感じがあったけれども、関東の冬にしては珍しく雨も多く、
いつまでも寒さが残る冬だったということでしょうか。
週間予報を見ると20℃を超える日が少しあっても
すぐに寒い日に戻る、そんな焦れた春を迎えつつあります。
中学生の時には、特に花に興味もありませんでしたが、
学校新聞が「白木蓮」というタイトルでした。
まったくと言っていいほど関心が無かったので、
卒業式のときの校長先生の挨拶ではじめて
学校新聞のタイトルが「白木蓮」だったということを認識するとともに
この花を認識するようになったのを覚えています。
白木蓮の花言葉の中に「高潔な心」という意味があり、
卒業していく私たちに贈る言葉として白木蓮に触れていたと記憶しています。
残念ながら、私が卒業する年の春はとても暖かく
白木蓮の花は既に全て散っていて、桜が満開でした。
それでも、そのちょっと残念なエピソードが記憶を深める要因にもなったのでしょう。
それ以後、私の中で春に咲くのを待つ花のひとつになりました。
この白木蓮の花が咲き始めているのを見て
昔のことを思い出しながらまた、春を迎えることを喜んだ一日の始まりでした。
(担当:TOY_BOX)