2023年、私にとって最大のテーマは Manegement(経営)の見直しです。
ビジネスの立ち位置から見ていた経営は、あくまで今の事業をどのように展開していくか、会社のビジネスを今後どのようにしていくか?という問題でした。
ところが2022年、弊社は加西市教育委員会さまと深く話が出来るようになり
「経営」という言葉そのものの意味と、その範囲について考える機会に恵まれました。
経営という言葉が、私の中で経済活動にまとわりついてしまっているのは、「経」という漢字がついていることによる思い込みです。
しかし教育委員会さんと話をしいていると頻繁に「学校経営」「学級経営」という言葉に出くわします。学校経営はそれでも事業経営の分野がありそうですが、学級経営となると経済活動の範囲外の認識になります。
疑問に思い改めて「経営」を紐解いてみると、経営は「経(たて)の営み」という意味でしかなく、それはビジネスだろうが、地域だろうが、学校だろうが、学級だろうが、「たての営み」であれば経営なのだということを今更ながら知りました。
それでは「経済」はと言うと、「経世済民」……世の中をおさめ、民衆を救済することが語源ということで、もともとはEconomyという言葉の単純な翻訳ではなく、もっと広義に政治や行政の意味合いを持っているということに気づかされます。
昨今のプロジェクトマネジメントが、単純に開発プロジェクトの進捗管理技術とするのではなく、もっと広く視野を広げ、経営組織自体のリソースを俯瞰しながら、プロジェクトの計画と進捗をやりくりすることを謳い始めていることを鑑みても、Manegement(経営)の意味するところ、そして経営者として視野に収めなければならない事柄について、考えさせられます。
2022年から弊社は『STEAM教育』というテーマを突き詰めて考えてきましたが、改めてSTEAMの意味するところ、Manegementの意味するところを考えていきます。
(担当:TOY_BOX)