文化を守る
lapis
先日、目に飛び込んできたニュース。
「このままでは国宝を守れない」というショッキングなタイトルの、東京国立博物館の館長が緊急寄稿したという記事でした。
文春オンライン 東京国立博物館の館長が緊急寄稿「このままでは国宝を守れない」
https://bunshun.jp/articles/-/59847
折しも、先月開催された 東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を見てきたばかり。
私はさまざまな博物館・美術館に足を運んでいますが、これまで行ったどの展覧会よりもチケットが取りにくかったです。大変人気があったのですね。
予約開始日が4回ありましたが、毎回サイトにアクセスしても進まず、ようやくアクセスできた! と思ったら既に完売…ということが続き、諦めていました。会期が一週間延長されたタイミングでようやく予約でき、最後の最後に見ることができました。
もちろん会場も大盛況。本当に入場制限をしたのだろうかと思うほど、混みあっていました。
そんな会場の熱気を直に感じていただけに、冒頭の記事には大変ショックを受けました。
こちらの記事の対策として国からの交付金を増やす、寄付金を募ることが頭に浮かびましたが、現代の技術を使えば、それ以外の方法も取れるのではないかと考えています。
文化財・文化は、世代を超えて守らなくてはならないものだと思います。
私は海外から帰ってくるたび、日本文化の持つ繊細な美しさ、作り手の技量を感じずにはいられませんでした。
日本人の手で、日本のものとして、後世に残すお手伝いができたら幸いです。
(担当:Chevalier)