家庭菜園と春の夢
lapis
家の近くで、家庭菜園用の畑を借りました。
広さは5m×10m……50㎡ほどの広さです。
雑草が生い茂る畑は、表面が固く締まり
そのままでは何を植えるにしても大変そうでした。
たかだか50㎡ですが、土を起こし、堆肥や苦土石灰をすきこむ作業に
娘と二人がかりで、丸一日かかりました。
心地良い…というには、激しすぎる疲労に襲われながら
それでも日の沈むころ、朱に染まる雲の明かりに浮かび上がる
きれいに耕された畑を見ると
やりきった感がこみ上げてきました。
農業という事業の経営は、非常に難しい経営だと考えます。
出来るだけ安全で、かつ安く提供しなければ、人々の命に関わります。
そのうえで、美味しさや 見た目で勝負しながら利益を確保しなければなりません。
同時に、机上の計算以外に自然の影響を受けるのです。
家庭菜園は経営ではありませんが
娘は、大切に育てた作物が、病気になったり、虫に食べられたり、
大雨や強風で傷つく様を目の当たりにするでしょう。
それを娘は、どのように受け止めていくのでしょうか。
種を撒いたり、苗を買ったり
これから育てたい作物を調べたりしながら
畑の構想が膨らみます。
苺が実り、花があふれる春の畑が見られるのか、今から楽しみです。
(担当:TOY_BOX)